日記 2月20日

前日、昼過ぎに山を下りる。
またフベナルさんの所に厄介になる。いつものようにひげ剃りをする。

この日はリカウルテから少し上った所にあるチュクネスという街道沿いの集落から山を登っていったところにある「プラナダ」で紛争犠牲者救済法を中心とした、和平に関するワークショップが開かれる。土日の二日間を使って、ナリーニョから二つの先住民族組織(UNIPA, CAMAWARI)カウカからCRICが参加し、弁護士や学者による講義を受ける。

コロンビアでは2012年に紛争によって家族を失ったもの、怪我を被ったもの、土地や財産を失ったものに対して政府が補償をしていくという「紛争被害者救済法(ley de victima)」が制定された。しかし、その手続きや、そもそもどこまでが「犠牲者」として補償の対象となるのかなどとても分かりにくいことが多い。肝心の紛争の現場で生きて来た人々は、国の中の「辺境」に位置している場合が多く、情報に接することが難しい環境で生活をしている。さらに、手続きを進めるためには、役所のある町に出向く必要があり、そこまで日帰りできない場所に暮らす多くの人は、交通費、宿泊費、食費など、手続きそのもの以外にかかる経費を賄うことができないでいるという話しをあちこちで耳にした。手続きを進めても、実際に補償を受けられるかどうか分からない。

紛争の被害を受けて来た人々は、コロンビア社会の中で力を持たない人々が多くを占めている。法を理解し、犠牲を被って来た地域が連帯して権利を主張していくことが、「紛争後」の社会においても、農村が主体的に生きていくために必要なことだと話し合っていた。




僕は一日だけで退散。
帰りに、車に運良く乗せてもらう。大分以前に訪ねたことがあるカウカ県南部の地域の人が運転する車だった。話しが弾んだ。

リカウルテでマグイの女子と再会。
周りにあおられて、なんだか妙な空気になってしまっていた彼女だが、ちょっと雰囲気が柔らかくなっていたな。

銀行に行こうとすると、隣の警察駐屯所前に戦車が二台。装甲車が一台。周りを兵士が囲んでいた。じろじろ見ていたら軍の中年兵士に捕まる。中々しつこい。部隊長らしい。この年代で現場にいる人物は迫力がある。ちょっとややこしくなったが、解放。迫力があった。



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