【コロンビア日記42】

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マグイは法的に認められた先住民族コミュニティー。
レスグアルド・マグイ(resguardo magui)という。

1994年に国に登記した。それまではリカウルテ市の中の区域の1つだった。
先住民族領域であるレスグアルドになると、地域内での習慣法による統治が認められる。刑務所のような施設を持つところもあり、罰則としての労役を貸すこともできる、またムチで打ったりというのもあるらしい。グアルディアス・インディヘナス(先住民族警備隊)という独自の警察を持つこともできる。これが地域内の治安維持にあたる。といっても専門職ではないので日本の消防団のようなイメージが近いと思う。

地域を取り仕切るのがカビルドという評議会。その長はゴベルナドールと呼ばれ、マグイではそれぞれ2年おきに選挙で選ばれる。

マグイでは、94年以降現在まで、毎月14日と28日に集まりが開かれている。
14日は地域の諸問題を調停する場で、28日はカビルドで決められたことや、国や県などからの通達のお知らせの場となっている。避難して外に出た人もちらほら来ている。この社会を理解する上で、重要な場所なんだろうと思う。

5月14日の集まりにお邪魔した。
この日の議題は、お金の貸し借りのこと(貸したお金が返ってこない)、最近黒人が数人出入りしているのを見かけたがいったい誰か?ということ、避難中の家から物が盗まれたということだった。

お金の貸し借りについては、当事者が皆の前で状況を説明し、意見のあるものが意見を言うという赤裸々なものだった。おおっぴろげにすることで禍根を残さないという狭い社会を維持していく知恵なのかもしれない。ただそれぞれの家々の間のおおっぴろげな部分と秘密な部分の境目は当然あるのだと思う。

この場で、お前は一体誰なんだということで自己紹介をした。
何のためにここにきて、いつまでいるのかと質問もとんだ。
できるだけ丁寧に説明し、質問に答え最後には全員からここにいてもいいという了承を得た。

まだよくは分からないが、こういうことの一つ一つを大事にする社会なんだろうなと思う。
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