日記 12.31

帰国しました。
出国してから丁度一か月、予想道理、寒さは増していたけど、身体はこの寒さを覚えてないんだなぁと感じます。
寒さは足元から来るんですね。でも、からりと晴れたこの日の冷たさは、どこか心地よくもあります。
これが冬なんだなぁ。この季節の移り変わりを知ってる日本人というのは、何かしら得をしているのかもしれないです。はっきりとは言葉にできないけれど、四季のない場所の人たちは、時間の感覚が違うように感じました。あ、でも得してるかどうかは別の事かな。向うは向うで、その自然の中で生きているからこそ、体にしみ込んだものがあるんだろう。

あっという間に今年も終わろうとしています。怒涛の一年でした。一年前、今こうしていることを予想することはできなかった。

今年も沢山の方に出会い、また、励まされてきた。迷惑をかけることも多々あった。誤解を生むことをしたこともあった。相手を傷つけてしまったこともあった。
人と関わり合うことを、一生の仕事と決めた。
昨日、取材を通して知り合ったある農家さんに電話をした。「ぱたっと来なくなっちゃったけどどうしてたの?おばあちゃんとお餅送ろうかって話してたのよ」 
自分に出来ることは、あまりにも小さく、決して世の中を変えるなんて出来ないだろう。それでも、何かを残したいと思う。

エクアドルに暮らす、コロンビア難民のルイスさんが今年亡くなった。4年前に知り合った大切な友人だった。彼とはもう会えない。今回の渡航では、彼の縁をたどって歩いてきた。エクアドル・コロンビア、行く先々で彼を通じて出会った人たちの間を歩いた。その中で、僕はコロンビアという国を知ろうとしている。もしかしたら、これが彼の見ていた風景なのかもしれない。まだあまりにもおぼろげだけど。
僕は彼が好きだった。そして、彼を通じて知り合った人たちも好きだ。僕一人では辿り着けなかった世界を歩いているんだと感じる。この、彼が見ていたであろう世界を、もっと知りたい。そう思っている。不思議な縁だが、彼が僕に残してくれた大切なものだと思う。

2012年が皆さんにとって、穏やかなものとなりますように。

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コロンビア難民のネリィさん。けがをした娘の足を洗う。「今度来た時にはここにはいないかもしれないけれど、誰かに聞いてまた訪ねてくるんだよ。写真も持ってきてね!」
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