日記 10.30 「これからが本当の問題」

茨城で取材中。
水菜専門に大規模に手掛ける農家さんを訪ねる。「これからが本当の問題」と。
震災直後、最大で1/50まで落ち込んだ売り上げ(前年比)は回復したが今も1/10。作物価格は震災前に戻ったが、8人いた外国人研修生が2人になり、生産力が落ちた。首都圏のかなりの食糧をまかなっているこの地域では、規模の大きな農家が多い。農業に従事する地元の若者が減り続けており、以前より外国人労働者は、貴重な労働力となっている。その外国人が、原発事故によって帰国してしまったのだ。

現在、出荷停止による損害保証はでたものの、それはマイナスがゼロに近づいただけ。
収入が大きく落ち込むなか、前年収入に対する税金、設備投資のローン支払いがせまる。

収入が途絶えていた期間、生活費を借り入れていた人も多い。さらに、人手不足で、出荷が追いつかず、荒れた畑や設備の復旧には、新たに資金も労力も要る。保障の対象となったのは、前年の売り上げに対する損失分だという。そのほかの目に見えにくい被害金額も多い。

「問題はこれから」 抜け落ちていた視点を突きつけられた。 冗談めかして「首くくるしかないかなぁ」と話すひとに、返す言葉がなかった。

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