稲刈り③

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大子町の斎藤さんご一家と菊池さんご夫婦。
お茶栽培と酪農を手掛けている斎藤さんは、今回の原発事故の被害を大きく受けきました。
7月に初めてお茶栽培が盛んな、大子町左貫地区を訪ねたとき、奥さんの裕子さんに出会いました。地域の様子を聞こうとすると、「せっかくだからお茶でも飲んできなぁ」と自宅にお邪魔し、それ以来、度々訪ねるようになりました。お邪魔するたびに、色々ごちそうになって、野菜までもらい、なんだか申し訳ないなぁと思いながらも、この日は一晩泊めていただいてしまいました。
仕事の合間に皆さんが口にする「休みなぁ」という言葉が、とても優しくて、いつまでも心に残ります。

コロンビアにいるときに、せっかちな僕はいつも「tranquiro(トランキーロ)」と言われていました。訳すると「落ち着きなさい」とか「あわてないでいいよ」という意味でしょうか。
ですが、大子で聞く「休みなぁ」と穏やかな口調で話しかけられる「トランキーロ」は、相手に対する同じ思いやりが込められてるようで、なんだかすごく似ているように思います。

これまで「故郷」というものと疎遠で来た僕は、それぞれの「故郷」で暮らす人たち接することで、少しでもその生活を共有したいと、今感じています。ここには、多少の憧れも含まれています。

話は少し飛ぶかもしれませんが、こうすることが、もしかすると、福島で故郷を離れざるを得ない人たちの思いを、分かち合うことにつながるのかもしれないとも感じています。

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